べらぼう ~蔦重栄華乃夢噺~

第64作にあたる2025年のNHK大河ドラマは、蔦屋重三郎がメインとなる「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」に決定しました。
~蔦重栄華乃夢噺~の読み方は、「つたじゅうえいがのゆめばなし」。

メインキャラクター・蔦屋重三郎(つたや じゅうざぶろう)は、寛延三年1月(1750年)生まれ、寛政九年5月(1797年)に亡くなっています。
江戸時代の浮世絵などの版元(出版人・プロデューサー)です。

浮世絵では喜多川歌麿の名作を世に知らしめたり、鳥居清長、渓斎英泉、歌川広重らの錦絵を出版しています。
絵師東洲斎写楽と敏腕プロデューサー蔦屋の一大プロジェクトがビジネスで損をしないビジネスモデル、スポンサー付き出版だったと考えられています。

そして、大河ドラマの主演は横浜流星さんです。
横浜流星さんは、1996年〈平成8年〉9月16日生まれの26歳

脚本は森下佳子さんです。
森下佳子さんは、「世界の中心で、愛をさけぶ」「JIN-仁-」「義母と娘のブルース」「天国と地獄~サイコな2人~」連続テレビ小説「ごちそうさん」大河ドラマ「おんな城主 直虎」ドラマ10「大奥」などの作品があります。

“べらぼう”とは、そもそも「たわけ者」「バカ者」という意味でした。それが時を経て、「甚だしい」「桁外れな」という「普通を超える」さまを表す言葉に変化。江戸の言葉の「べらんめえ」の語源ともいわれています。
その周囲には常識外れにしか見えない発想・行動から、蔦屋重三郎はきっと「べらぼう奴め!」と罵られていたことでしょう。しかしその扱いは時代の寵児へと変わっていきます。そんな重三郎に親しみと尊敬を込めた言葉として「べらぼう」と名付けました。
蔦屋重三郎が生きた1700年代の江戸時代は、町民文化が花開いた時代です。かつて映画やドラマなどさまざまな映像作品や物語で描かれてきた“時代劇”の時代。「べらぼう奴め!」といわれながらも八百八町の江戸を舞台に躍動する蔦屋重三郎を主人公に、市井の人々の生きざまや喜怒哀楽を描く娯楽時代劇を、放送100年の節目にお届けしたいと思います。

NHK PR「べらぼう」より

【放送予定】2025年1月~
【制作スケジュール】2024年夏 クランクイン予定
【作】森下佳子
【スタッフ】制作統括:藤並英樹 プロデューサー:石村将太 松田恭典 演出:大原拓

これから続々と出演者、音楽家の発表がなされることを楽しみにしています。

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